スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「オニババ化する女たち」を読んで

(すみません、とても長くなりました余裕がある時に読んでくださいね。)

まだ読んでいなかったの~!!と言われそうですが
連休の間に、三砂ちづるさんの「オニババ化する女たち」を読みました。

どうして今までこの本に出会わなかったのかなあと思いますが
なんだか、仕事柄かこの本の内容に触れる機会が多く
話の中で聞ける事が多かったり、記事や他の方が書いた文章で
一部を知ることがあったり、また直接でなくても
この本に書かれているテーマに近い、体験を伺ったり、自分もしていたりと
面と向かっての出会いは初めてだけれど、一本隣の通りをずっと
一緒に歩んできていたような、
出会った時には、「ああ、ずっと横を歩いていたのを知っていたよ!
やっと顔を合わせることができたね。」というような不思議な感じでした。

一気に読んでしまいましたが、peapodの仕事を通して
考え続けてきたこと、学んできたこと、
自分達の経験や出会った女性達に聞かせてもらってきた中で
気付いた事など全てがこの本に通じていて

なぜ?先ずママが快適であることを大切にシルクインナーを作ったか?
なぜ?布ナプキンと月経ケアを扱うようになったか?
なぜ?女性の体を温めることを進めているか?
そして、なぜ?Pea-Houseをオープンすることになったか?


始めは自分達に一番身近なお産がテーマだったけれども
女性の一生の幸せや、家族の幸せを突き詰めていくと
それは、ほんの一部と言うか、
お産までの生き方が、お産そのものに影響するのであって
また、お産の経験そのものが、その後の育児や生き方に強く影響していく
と言う本で言われているテーマを自然となぞっていたような気がします。

だから、幸せなお産のためには、先ずママの安心や快適さ。
そして、妊娠する前の健康状態や、自分の体への意識が大切であること。
だから、将来子どもを産む女の子の性や体に対する家庭での伝承が必要で
そのためには、先ずお母さん自身が伝えられるだけの学びや気付き体験を
自分で積み重ねていくことが今の時代大切であること。


本来なら、お母さん達も自分の母親から学んでこなければならなかったけれども
今の時代、祖母世代も家の中で学んでこなかったから娘への伝承ができる訳もなく
でも、「本当は祖母世代にやってもらいたかった!」と恨み事を言っていても
何も変わらないので、今お産や子育てをしている世代が
昔は当たり前にされていた世代への伝承を自ら学びながら
掘り起こしながら、していくべき世代だと言う事を
重い課題としてではなく、何世代か後に伝承が残った結果
誇りを持って「やって良かった。」と思えるようにしていきたいと
あらためて、思わせてくれました。

peapodがしたかったのは、そんな事だったのだと。

あまりにも内容が幅広く、本の中に出てくるキーワードを
1つとってもまた、1つ本が書けたり、
研究者ならば、一生かけて研究出来るくらいでしたので
何度も読む度に、気付きや学びがあると思っています。

その中で、初めて読んで印象に残った言葉が
「お母さん自身が受けとめられる体験」が必要だと言う事。

昔のお母さん達(と言ってもこの本が書かれた頃と出てくる女性の年齢を合わせると
すでに、100歳以上の方々)は非常に子どもを可愛がって育てたそうです。

それは、今のように管理された病院などの施設で、リスク回避を一番の目的に
良く知らない人々の中で、自分でも良くお産をしらないまま生むのではなく
(これは、私クギザキのお産そのものです。)
地域の中に、良く知った産婆さんがいてお母さんまるごとを全力で
サポートしてくれたり、また家族の中でお産は生き物として極自然で
誰でもしてきた事として、きちんと伝えられていて
家族の助けの中や、一人でもきちんとお産をできた時代。

お産はなんとなく病院へ行って産ませてもらうものではなく
自らの力を使って、お産をしていた時代。

お産が決して人任せ(医療任せ)ではなく、
それまで親や身近な先輩方から代々学んできた知恵に裏付けされた
命を産む女性として自信が先ずあって
お産を迎える女性への皆でまるごと受けとめる受容性が周囲にもあったこと。

受けとめてもらっていると言う安心感の中で、
自ら乗り越え、経験した素晴らしい宇宙とつながるような
そのお産をした女性しか味わったことのない喜びを経験したからこそ、
母と子のつながりも深く、純粋に子どもを育てると言う母の指名に没頭できたのでしょう。

本の中で、この100年くらいの間で
生活様式の変化や医療の発展、それに伴う女性の消費を促す企業製品の普及の影響で
それまで、長い間母から子へ、世代間で伝えられてきていた
女性としていきていく大切な物をたくさん失ってきた事が分かります。


だから、今の時代。お産も育児も女性としての健康も不安だらけで
自分の月経すら良くしらない大人の女性も増えていると医療現場でも言われています。
(もしかしたら、そういう女性の方が多数かもしれません。
私自身も本当にそうでしたから。)

女性としての体に先ず不安だらけだから、女性としての一生に不安がある。
女性が不安だから、子どもも不安だし、旦那さんも不安。
家族が不安だから、家族の集合体である社会も不安になってしまう。
今はそんな大変な時代なのかなあと思います。

と書きながら、私達もまさにその不安だらけの妊娠やお産、育児などを
して、悩んで苦しんできたのですが…。

誰もが不安で、誰もが原点回帰できる場所を持っていない。
だって、誰も教わってこなかったんですもの。仕方がない。

だから、上の世代に期待するのではなく
自ら同じ世代同士で学んだり、助け合ったりが必然な時代なんでしょうね。

そこで、またpeapodの話に戻りますが
peapodが誕生して10年を超え、peapodに求められているものが
単に授乳エアを提供していた頃からどんどん変化して広がっているのを
年々感じていました。

それを感じるのは、お客さまからいただく製品の感想だけでない
ちょっとした子育てのエピソード付きメールの内容だったり
メールの中でなんとなくいただく質問や疑問。
また、オープンオフィスをする以前から、わざわざオフィスを訪ねてくださる
女性から伺った体験談からや、イベント等お会いした方との
短い間の会話の中で伺う深いお話だったり。
皆さん、女性としての体の事や女性だけの持つ月経の仕組みやお産
子育ての事について、とにかく話したがっている事と
誰かと話す事で、「これでいいんんだ。」と確認したがっていること。

おそらく、助産院や母親、友達同士などでもしているのだと思いますが
それと同じような役割をpeapodが自然ともつようになっていることを
とても感じています。
なんだか、不思議な存在ですが、友達でもなく家族でもない。
助産師など体を診る専門家でも、保育士など子どもをみるプロでもない私達が
三砂ちづるさんの本にも出てくる「斜めの関係」(直系でない血のつながりや
直接関わらなければいけない関係でない。)のような感じに思えてきます。

たぶん、おぼろげながら感じていた求められているpeapodのあり方は
そんな「斜めの関係」であって、斜めだからこそ話しやすかったり
ちょっとした事でも口にしやすかったりすることもあるのだと思います。

簡単に言えば、知り合いのおばさんのような感じでしょうか。

子どもでもそんな事がありますね。
自分の親には言えないけれど…気の合う大人には言えたりすることって。

そんな直系の関係でないからこそ、思惑や事前情報による思いこみがなく
その方の今をそのまま受け止められている事があるのかもしれません。

もし、そんな事が出来ているならば、そして意識は特にされていなくても
さりげなくそんな場にpeapdやPea-Houseがなれているのならば
「そのまんまを受け止められる」そんな場でいつまでも在りたいと思っています。

誰だって、ちょっと自身を失う時や、思うように行かずに疲れる時がある。
特に命を育むお産や育児にかかわる女性は、日々そんな事が多いかもしれません。

そして私達も自主保育の仲間やスタッフ同士でそうしてきたように
そんな自分の戻る場所を確認したり、私をそのまま受け止めてくれる人に
会ったり話したりして、自分に戻っていく事を繰り返してきたのです。

それは、聞いてくれる仲間や先輩方、時には度の途中で出会ったおばあちゃんだったり
がいて出来てきた事で、今度はpeapodがそれをお返しする番なのかもしれません。


長くなりましたが、この本のお話は今後も何度か登場するかもしれません。


最後に個人的な事を書かせていただくと
私クギザキは長年離れていて、親子のつながりが途絶えてしまい
娘の誕生とともに新たに始まったけれども、未だぎこちない母との関係に
何か変化があるかもしれないと、この本を母にプレゼントすることにしました。

母がどんな受け止め方をするかは私にはわかりませんが
母にとって、たとえ小さな事でも、母になれたことや女性として生まれ
年を重ねていくことへの喜びにつながればいいなあと祈っています。







テーマ : 子育て
ジャンル : 育児

コメントの投稿

非公開コメント

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カテゴリ
プロフィール

PeaPod

Author:PeaPod
【PeaPod】
ヨネクラ&クギザキ
ぜん息があり、肌が弱い娘をもつkugizakiと、川崎病を経験した長男とアトピッ子の二男を含む3人の子どものママyonekuraが、産前・産後の女性特有の心とからだの変化や子どもとの毎日の生活を通した体験から生まれたマタニティからのオリジナルシルク肌着・授乳ウエアのショップです。身体と心に正直に「自分を大切にする生き方」を日々子どもと接するお母さんにこそ知って欲しいと願いを込めて…

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -






リンク
RSSリンクの表示
検索フォーム
PeaPodスタッフブログ
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。