「 便利さ 」よりも「手をかける幸せ」

「 便利さ 」よりも「手をかける幸せ」

スタッフのkugiです。

子ども好き(でも保育が得意なわけではないんですよ!)で
とにかく、子どものする事、言う事が
可愛くて可愛くて、ただただ見ていると
子どもって素晴らしいなあ、子どもって愛おしいなあ
と思ってばかりなのですが…。

そんな私は昔から、いわさきちひろさんの絵が大好きです。

描写はシンプルなんだけれども
輪郭、手のしぐさ、肢体の動き、目の表情などなど
子どもを本当に良く知っていて
子どもへの限りない愛情がないと書けない絵だからです。

ちひろ好きな方や、美術に詳しいならご存知かと思いますが
(誰でも知っているのかな?)
ちひろは、月齢毎の赤ちゃんをちゃんと描き分ける事ができたのです。

それを踏まえて、ちひろの絵を見ると本当にそうなので
皆さん驚くと思います。
赤ちゃんだけでなく、見る人がお母さんなら
「この子は○歳くらいだな。」
「こんなしぐさや、表情をすることあったっけ!」と
可愛らしい絵なんだけれども、リアルな子ども像が
目に浮かんでしまいます。

今年の夏、ずっと憧れだった安曇野ちひろ美術館へ
行く事にしました。


我が家は中3の娘と二人暮らしで
普段、つましい(?)シンプルな生活をしているのもあって
小さい頃は、山へ行ったり、海へ行ったり
どんな旅でも母子二人でどこかへ出かけると言うだけで
それは楽しかったのですが…

さすがに思春期(と言っても仲は良い方ですが)で
おしゃれや音楽(&恋も)に一番興味のある中3の娘と
(でも、受験生なんですけどね…どうも受験生らしい母子を
演じるのは私たちは苦手なようです。)
「夏はどこへ行こう??」と考えようとした時に
初めてどこも浮かばなかったんですね。

お互い趣味嗜好を割と尊重してしまうクセがあるからか
娘もだいぶ大人になり、親子生活と言うよりも
共同生活者のような関係になってきているからか
「二人で共通で行きたい場所」と言うのが全く浮かばなかったんです!

そんな事もあるんですね。
これが子どもの成長なんだなあ、と人ごとのように
感じてしまいましたが…

でも!運動部に比べ、8月半ばのコンクールが終わるまで
引退時期が遅い吹奏楽部の娘は、学校で日々脅かされたように(?!)
受験生である意識はあって、その上得意な方でない宿題もいっぱいあって
勉強の焦りはあるようなのですが、なんせ部活が忙しく
休みがない!!
(それでも、人一倍時間を要すると分かっている娘は
コツコツとワークを進めているようですが…
この辺は私の子どもの頃とは大違いで、尊敬します。)

毎年の事なのですが、ようやく部活がひと段落する頃には
夏休みは半分終わり、そこからやっと休みらしく過ごせる時間が
来るので、その後の受験生モードになる事も考えると
やっぱり、一区切りどこかへ旅に出てリフレッシュさせてあげたい!

6月くらいから、結構長い事考えたのですが
どうしても「行き先」が思いつかない…

でも、ある時突然浮かんだんです「ちひろ美術館へ行こう!」と。
そして、たくさんの星を娘に見せてあげよう!と。

娘の趣味とか希望とか全く考慮されてないのですが
なんだか、それがいいような気がしたんです。

そうして、切符の手配やら、宿の予約やら
ギリギリだったので、とても大変だったのですが
なんとか取れまして、後はコンクールが終わり
すっきりした気分で出発する日を待つだけまでたどり着きました。

「安曇野ちひろ美術館へ行く!」と決めてから数日後
用事で近所の図書館へ行ったら、偶然にもリサイクル図書の
放出日で、なにげなく「どんな本があるかなあ?」と見ていたら
見つけてしまいました!
美術専門既刊紙の「ちひろ特集号」を!!

なんというめぐりあわせなんでしょう!
びっくりしてしまいました。
上質の紙に印刷されたちひろに関する記事や絵が
何十ページも!夢中で読み、益々安曇野旅行が楽しみに♪

その既刊紙の後ろの方のページに(ようやくタイトルの本題です…)
ある人の暮らし方の記事がありまして、いたく感銘を受けたのが
「一日のしまい方」と言う記事でした。

記事の全容は覚えてないのですが、とにかく一日の終わりに
台所を昔の人々がやっていたように、きちんと全てを使う前の状態に
リセットし、明日の新しい働きのために準備しておく。と言う内容でした。

具体的には、食器用スポンジはちゃんと洗ってきれいにし干しておく。
布巾も同様きれいに洗い、煮沸消毒をして乾かしておく。
シンクもピカピカに洗い、最後は乾いた布で拭きあげておく。

もう、全てがきちんと清潔に元通りになっていて
それはそれは、気持ち良くすっきりと今日一日に感謝して
眠りに付けるだろうと思ったんです。

「ああ、こうしてちゃんとやるべきことをしっかりやって
今日も一日ご飯を美味しく食べられた事、普通に働ける身体があること
家族が無事だったこと。などを心から感謝して一日を終える。
それが、本当の人の暮らし方だよなあ…。」


と、掲載されていた1枚の写真(整然と片づけられた台所)を見て
心から感じました。

「私もこういう暮らしをもっと心がけて行こう!」と。

布巾の消毒がハイタ―とか薬品や洗剤じゃなく
煮沸消毒と言うのが、またいいんです。

「何も特別な物を使わなくても、人は心地よく暮らす事ができる」
と言う見本のような写真のシーンでした。

最近特にCM等で感じてしまうのですが
(フクシマの問題もそうだし、今の政治の危うさも?)
目先の「便利さ」の裏にある害や毒を表に見せず
なんとなく覆い隠して、とにかく消費を薦める傾向を
以前よりも特に意図的に強く感じる気がします。

皆さん、「便利さ」には必ず害や毒がついてきますよ。
それは、直接の健康被害とかだけでなく
上の一日のしまい方の記事のように、自分で手間暇かけないで
済む事が多くなればなるほど、物への愛着は薄れ
人の労働も減り、筋力も体力も減り、食への関心も薄れ
自分の体の事さえ、他人任せになっていってしまうような気がします。

何が言いたいかと言いますと、
やっぱり「便利さ」よりも、「手をかける幸せ」
手をかけたからこその幸せと言った方がいいでしょうか?
そんな生き方をした方が、これからの時代は特にいいのではと
どうしても感じてしまいます。

手間の先に、面倒の向こうに、得る物の量は
便利さで失う物と引き換えにしていいものなのか?
もう一度自分の暮らしの置き替えて考える時期なのかもしれませんね。

少なくとも娘には、そんな暮らし方の大切さを伝えようとしていますが
まあ、14歳の娘にはただただ面倒な事に聞こえるかもしれませんね(笑)
でも、あきらめませんけどね。きっと彼女の根っこには
少しずつ根付いていると思いますから~。

朝、通勤の時に、大きなビルへ入っていく細くてスタイルの良い女性や
大学へおしゃれをして通う女子大生の身体の
筋肉のなさや、どう見ても健康に見えない感じを見て、たまに思う事があります。

会社に勤めて立派なお給料をもらったり
大学で高度な勉強を納めているのだろうけれど
この子達は「自信を持って私生きてる!」「これからも生きていける!」
と言えるのかしら?とつい意地悪に思ってしまう時が
いえいえ、心配に思う事があります。

そんなに筋肉がなくて、体が冷えないかしら?
そんなに冷やしていて、お産ができるかしら?
それより何より、今健康かしら?
自分の中にある基準で自分の幸せを感じて、生きているかしら?

完全におばさんのお節介です。

でも、彼女たちを見て、今の若い人の「生命力」って
どれだけ弱ってしまっているんだろう??
とついつい先行き不安になってしまう人は多いんじゃないかしら?

本当は彼女たち、若者たちの親世代が
知識やキャリアなどを見に付けさせるよりも先に
生きて行く術やい、生きていくための基本体力などを
教え、育てるべきだったのだろうけれど…

そんな事も、これからPeaPodでも心に留めて
何をするにも反映させていかなければなあと
自分にできることをつらつらと考えてしまいました。

後、数日で娘も部活が終了!
晴れて安曇野へ行ってきます。

ちひろも暮らしにはこだわりや愛着がかなりあった人なので
そんなちひろの姿に少しでも触れてきます。





テーマ : 子育て
ジャンル : 育児

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