介護について書かれた詩から、子育てを学ぶ

介護について書かれた詩から、子育てを学ぶ

こんにちは、スタッフのクギです。

今読んでいる本がとても良く、介護をしている方にも
子育て中の方にも、読んでみて欲しいなあと思い、紹介しますね。

縫製スタッフのれいこさんに教えてもらった本で
れいこさんは、子育てとほぼ同時期に並行して
とても長い間お母様の介護をされて、お母様を見送られた方です。

男の人が突然お母さんの介護を一人ですることになり
その苦悶と葛藤を丁寧に淡々と綴っている詩集なのですが
長い間お母様の介護を一生懸命努めて来られた
れいこさんから教えてもらった本なので、
れいこさんの苦労や想いを想像しながら読むと、より心に響きます。

この本です。
「満月の夜、母を施設に置いて」
詩:藤川幸之助 絵:松尾たいこ 対談:谷川俊太郎
介護の本

初めは受け入れられなかった著者が、いつの間にか
母がかぶれないように、心地よくなるようにと
思いやりの気持ちを持って介護をしている自分に気付き
それでも、葛藤やどうにも辛くなる時の事が
とてもイメージしやすい場面を描写する形で書かれています。

オムツの大変さ、食事の大変さ
言葉の通じないこと、自分自身(息子だと言う事)さえも認識してもらえず
「俺の母さんだろ!」と叫びたくなる気持ち。

私は、介護はまだ本格的にはした事は無いのですが
高校生の頃、一時同居していた祖母が、母親のいない家を手伝いに来ていたはずが
段々、体の調子が悪くなるにつれ、どうやら痴呆の症状が時折出始めていたようで
その、様子を目の当たりにすることがたまにありました。

入退院を繰り返していたのですが、入院中は病院に任せて
私は朝登校前に(と言っても学校が遠かったので、時間外の7時頃)
着替えを持っていったり、様子を見て声掛けしたりするだけですみました。

ただ、退院して家へ戻って来ると、いつもではないのですが
料理の味がおかしくなったり(甘すぎる、辛すぎるなどなど)
部屋が片付いている時と、散らかし放題の時のギャップがすごかったり
ついには、失敗してしまった下着とズボンが、脱いだまま部屋にあったことがあり
その時には、さすがにいよいよヤバイと思ったことがあります。

その後すぐに、もう家では父親はろくに家にいないし
私だけで面倒みるのは無理と判断したのか、伯父の家に祖母は移ることになり
家事とバイトだけでも大変だった高校生の私は、ホッとしたのを覚えています。

その後、祖母は元々心臓の病があったことや、体が弱って医療の世話になることが増えてきたので
叔父の家でも見切れなくなり、看護付の施設に移ることになりましたが
その頃には、痴呆も進み、悪態の電話などを親戚にかけまくることとか
(時には、私にも誰かが何かを盗った!などの電話がかかってきた…)
あったので、施設の職員の方たちの大変さが、この本を読んで分かりました。

話があちこりまとまりませんが、介護の本を読んでいると
常に感じるのは「子育てに通ずる」と言うことです。

お母さんだった人(面倒みる人)が子どもになり
子どもだった人(面倒みれもらってきた人)がお母さん(みる側)になるだけです。

まるっきり、お世話などしていることは子育てと同じです。

ただ、辛いのは、未来の展望が見えにくいのと(終わりが見えない)
かつて、自分の親であった人、と言う現実です。


本の終わりの方で、詩人の谷川俊太郎さんと著者の対談が掲載されています。

その対談の中に
介護の最後の方で施設に預け、面会に行っても
会話も出来ず、寝たきりで散歩を行けず、オムツ交換なども施設の方がするので
何もすることが無く、途方に暮れて「何をしているんだろう??」と…

そのうち、施設の人にも言われたりして
「何もしなくても、そばにいる事の大切さ」を知っていきます。

本当は、子育ても同じだなあと、良く感じることがあります。

何もしなくても…
そばにいる事の大切さ

子どもがして何よりして欲しい事

親として一番するべき事。

また、著者の藤川さんは
そんなお母さんの世話をしているうちに
「自分の人間性が引き出された」と言っています。

それまでは、思いやりの無い、自分の事ばかり考えている人間だった…と。

これは、私も同じ体験があります。

子ども時代に辛い現実に耐えるべく、自分の感情や記憶をシャットアウトしていた私は
娘の子育てを通して、その1つ1つをリハビリして
ようやく、だいぶ人並みに戻れてきた、と言う感じがするのです。

まさに、娘が私の人間性やら、人としての人生をもう一度
引きだしてくれた。
ちゃんとした人間に戻してくれた。
そんな風に思えて仕方がないのです。

逆にいえば、娘を育てなかったら
ろくな人生送ってないだろうなあ…と(笑)

介護と子育てって、通じることが多いですね。

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ぜん息があり、肌が弱い娘をもつkugizakiと、川崎病を経験した長男とアトピッ子の二男を含む3人の子どものママyonekuraが、産前・産後の女性特有の心とからだの変化や子どもとの毎日の生活を通した体験から生まれたマタニティからのオリジナルシルク肌着・授乳ウエアのショップです。身体と心に正直に「自分を大切にする生き方」を日々子どもと接するお母さんにこそ知って欲しいと願いを込めて…

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